狩猟
iegotoの革細工は狩猟から始まります。
作家自ら山へ入り、夏は虫の襲来、冬は凍える寒さにジッと耐え、野生と相対します。 現れた獣に銃口を向け引き金を引く。罠にかかった相手を槍で突く。
命のやりとりに多少は慣れたものの、生き物を殺めることが好きなわけではありません。 肉にしろ魚にしろ野菜にしろ、生物の命を糧にして生きるのが、私たちの定めです。 自ら手を下すか、他の者に委ねるか。その違いがあるのみ。
生き物を屠り、捌く業を蔑む風潮もありますが、むしろ気高く誉れの多い営みだと感じています。
頂いた命は天の恵み。無駄にすることなく活かしたい。
その想いがiegotoの革細工の原点です。